このサイトは「ニュースを早く知る場所」ではなく、「ニュースの大事なところを、自分の頭でちゃんとつかみ直せる場所」を目指して作りました。よくあるニュースのまとめは、見出しだけだと強く見えすぎたり、情報が多いわりに本題がぼやけたりしがちに思えたからです。だからこのサイトでは、出来事を広く並べるよりも、そのニュースの中で本当に重要な一点を選び、「つまり何が起きていて、なぜそこが大事なのか」を順番にほどく書き方を採用しています。

このサイトが目指しているのは、難しい話を無理に簡単そうに見せることではありません。制度や市場や外交や科学の話でも、必要な前提をきちんと置き、言葉をかみ砕き、誤解しやすい点を先回りしてほどけば、前提知識がない人でも読み進められる形にできると考えました。なので記事は、専門用語をそのまま積み上げるのではなく、まず登場人物や制度の役割を整理し、そのうえで本題へ入る構成を多く取っています。ニュースを知識の多い人だけのものにせず、途中で置いていかれないようにすることが、サイト全体の大きな目的となっています。

このサイトでは、ニュースを必要以上に難しく見せたり、対立や感情の強さだけで読ませたりするやり方も避けています。目を引く強い言葉よりも、読んだあとに「ああ、そういうことだったのか」と納得できるほうを優先したかったからです。そのために、身近なたとえや少しやわらかい言い回しを使いながらも、数字や日付や制度の線引きは崩さない書き方を選びました。読み味はやわらかくても、中身はきちんと正確であることを、このサイトの前提としています。

要するにこのサイトは、ニュースを消費するための場所ではなく、ニュースを理解し直すための場所として作りました。読んだ人が、記事を読み終えたあとに「この話の本題はこれだ」と自分の言葉で言い直せること、そしてその理解が次に別のニュースを読むときの足場になることを、いちばん大きな目的に置いています。